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1年半でTOEIC(Score300代→855)になる勉強法~Listening編~

皆様こんにちは。

前回のTOEIC勉強法に引き続き、今回はListeningの勉強方法について執筆していこうと思います。

Listeningは実力を向上させるのに中々時間がかかるため大変かと思いますが、TOEICで高得点を狙うためにはListening力の向上が不可欠のため、ぜひ頑張って取り組んで欲しいと思います。

発音の仕方をおさえる

Listeningについて、前回もお伝えしましたが、自分で発音できない単語は聞き取れません。

そこで、英語の発音法を学習する必要があります。

おすすめの参考書として前回も紹介した”英語耳”という本があります。

こちらは発音の仕方や、日本語には無くて英語にある発音をピックアップして説明してくれるので、とにかく参考になります。

これを一冊読んでから始めるかどうかで、Listeningの勉強効率は大きく変わってくると思われますので、ぜひ購読をすすめます。

英語の発音ルールを理解する

英語では、語の並びで発音の仕方が変わります。

例えば Nice to meet you. という言葉。

実際にはナイス/トゥー/ミート/ユーとは発音しません。

ナイ(小さいス)トゥーミーチューーと、ナイスの”ス”が弱い発音となり、ミート/ユーの発音があわさってミーチューになります。

ざっくり発音ルールを説明すると、子音で終わる単語と母音で始まる単語が続くと、子音と母音がつながって1つの音として発音されます。

このことを"リンキング"といいます。

例えばThese are ~という単語がきたらズィースとアーが合わさってズィーサーと発音します。

次に、英単語が破裂音/t/、/p/、/k/、/d/、/b/、/g/で終わっている場合、これらの音は弱く発音されます。この、弱く発音されたり省略されたりする発音を”リダクション”といいます。

例えば going to はゴーイングトゥーではなく、ゴーイントゥーと、goingの終わりのg発音が省略されます。

2つの異なる音が重なり、新たな音として発音される音声変化のこと"アシミレーション"といいます。

例えばmeet youの部分がくっついて ミートユーではなくミーチューと発音します。

発音ルールは他にもあります。

その1つがアクセントです。

例えば“pattern”という単語、「/pˈæṭɚn(米国英語)/」で、” ’ ” がアクセント記号なので、パターンの”パ”にアクセントを置いて発音します。

このアクセントにはルールがあります。

英単語が3つまでの音節で成り立っているときは、基本的に最初の音節にアクセントが来ます。例えばTake やPhone等です。イク、ォン等最初にアクセントをおきます

音節が4つ以上になると、基本的に3つ目の音節にアクセントが来ます。

このルールをおさえつつ、単語の発音記号をみて ’ の位置をチェックしながら発音しましょう。

英語のリスニング勉強法

英語初心者の方は、短い英文をひたすら清聴してください。

清聴とは、細部にまで意識を集中して聞くことです。

1時間英語を聞き流すより、10分英語を清聴した方が効果がでます。(一時期流行った、大量の英語を聞き流す勉強法、あれは忘れてください。やるだけムダです。)

この時、喋っている英文が載っているものをリスニング教材にしてください。

何の英文をどう発音しているのか、英文をみながら繰り返し繰り返し聞き続けることが有効です。

清聴時、発音と単語が結びつくように意識して聞いてください。

例えば get out はゲラッと発音しますが、ゲラッといったらget outのことなんだな、と脳の認識が一致するように聞きましょう。

また、清聴時に英文を読みながら聞いていると、聞き取れていない英単語があることに気づくと思います。

その部分だけをなんども繰り返して、聞こえるようにするまで聞き続けることがおススメです。

清聴時には”ディクテーション”という勉強法がおすすめです。

ディクテーションというのは、耳で聞いた音声を紙やパソコンの画面に書き出すことです。

まずテキストをみないで10回程英文を聞いて、次に部分部分で英語を聞いて、聞こえた英単語を書き出していきます。

この時、書き出せなかった、あるいは聞き間違えった部分だけを抜き取って、繰り返し聞きます。

他の勉強法として”シャドーイング”というのがあります。

シャドーイングとは、耳で聞いた英語音声を少し遅れて声に出して言う練習法のことです。

テキストは見ずに、英語を集中して聞きながら自分で発音してみましょう。

スピーキングをするわけではないのに発音する意味あるの?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、発音できない単語は聞き取れない、というルールを思い出してください。

何度も英語を聞きながら自分でも発音することで、効果的に”聞きとれる単語”を増やしていけます。

英語のListening教材の選び方

実はこれがけっこう難しいのです。

教材の選び方としては以下になります。

・自分のレベルにあった教材にする→難しすぎると全く聞き取れず、勉強にならない。

・詳しい解説が書いてあるものにする→文章スクリプト、和訳、聞き取りにくい箇所の解説がのっているもの

・音声がDLできる→スマホ等に音声を入れておけば、電車の中や出先等どこでも聞けるので、非常に便利

以上を網羅している参考書を選ぶようにしましょう。

先ほど紹介した”英語耳”もこれにあてはまっています。

他にもおすすめの参考書としては、例えば新形式問題対応 改訂版 CD2枚付 世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)があります。

私はヒロ前田さんというTOEIC攻略参考書で有名な方の著作を何冊か使っておりました。

TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 2 & 1

こうした問題集をやるのに飽きてきたら、TEDというサイトを使ってみましょう。

https://www.ted.com/

様々なジャンルの第一人者達の、英語によるプレゼンテーションが無料で聞けます。

聞いていてワクワクするような素敵なプレゼンテーションがいっぱいなので、楽しく英語リスニングができます。

英語字幕を表示する機能があったり、スピーチの全文が文字起こしされているので、清聴もしっかりできます。

最初は5~10分くらいの短い講義を聞くことをおススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

TOEICのリスニングにはPart1~4までがあり、それぞれ出題形式が変わります。

本文が長くなってしまったので、TOEICテストの形式については、別の機会に述べたいと思います。(上記でおススメした参考書(英語耳以外)にはその説明もあります。)

英語のListeningはひたすら聞き続ける地道な練習が必要であり、根気がいりますが、例えば電車での通勤中等スキマ時間を使って”ちょっとだけ聞く”を何度も繰り返すと案外効果的だったりします。

英語を聞く機会を増やすのですね。

勉強頑張ってください。

それでは、また

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