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1年半でTOEIC(Score300代→855)になる勉強法~超基礎編~

皆様こんにちは

今回は、主にこれから英語の勉強を始めようという方、初めて間もない方を対象にしています。

英語の勉強開始時、私のTOEICのScoreは300点代後半くらいでした。

そこから、英語を本気で勉強しようと思い、色々な英語参考書やネットで勉強法を漁り、1年半でTOEICのScoreを855まで上げることができました。

英語の勉強といっても、様々な角度からの知識があります。

また、TOEICで高得点を取るためには、TOEICというテストの特徴を把握しておく必要もあります。

しかし、これからまさに英語を始めようという時に、色々なことを一気に書いてしまうと混乱してしまうと思いますので、今回は英語勉強の超基礎的な知識を書いていこうと思います。

なお、TOEICの場合、Score600代の勉強、700代、800代の勉強等、レベル別に勉強しないといけないことが増えていくのですが、ここではScore800代までを目指せる勉強法を書いていきたいと思います。

何から勉強を始めたらいいのか

英語の勉強において、最初から最後まで続けていかないといけない勉強は単語の暗記です。

何だ普通じゃないか、と思われるかもしれません。

しかし、知らない単語が多い文章は全く読めませんし、知らない単語は聞き取れません。

そのため、Scoreを上げていく基本は、必要な単語をひたすら暗記することです。

ここから逃げてしまう勉強法、例えばTOEICの過去問をひたすら解く、といったような勉強ではScore500代くらいで伸び悩むと思います。

それ以上のScoreを出したい場合は、どうしても単語の暗記が必要になります。

TOEICでScore800以上を取る場合、約8,000語の単語を覚える必要があると言われています。

8,000語と聞くと途方もなく感じるかもしれませんが、小学校から高校卒業までの間に合計約4,000~5,000語を覚えると言われています。

小~高まで真面目に英語を勉強している方なら、そこから+3,000語くらい(英単語帳2冊分くらい)覚えればいいわけです。

もちろん、これまで英語をあまりやってこなかったという方も多いでしょうから、実際には覚える単語数がもっと多くなることもあるでしょうが、全くの0から8,000語新しく英単語を覚えるというわけではないです。

どうか心折れないでください。

英単語を覚える

英単語を覚える、というと何を覚えるイメージでしょうか。

単に日本語の意味を覚えるだけ、と考えた人は要注意です。

英単語を覚える場合、日本語の意味を覚えるのはもちろんですが、

・自動詞か他動詞か

・どの前置詞と組み合わせるのか

・単語の発音のしかた

・英語の意味を英語で覚える(いわゆる英英です)*応用

・似た意味の単語を覚える*応用

と、ざっとこれだけ覚えることがあります。

自動詞と他動詞

自動詞と他動詞の違いとは何かというと、例えば”Arrive"と"Reach"の違いがあります。

We arrived at the station.

We reached the station.

どちらも「私たちはその駅に着いた。」という意味になりますが、Arriveは自動詞で、Reachは他動詞になります。

自動詞は目的語を取らないでも成り立つ単語です。

「I arrived.」私は到着した、という文が成り立ちます。

一方でReachは目的語をとらないといけない単語となります。

「I reached the station.」私は駅に到着した、という文はOKですが「I reached.」だけでは文が成り立ちません。

上記の分の場合、stationという目的語がないといけないのが他動詞になります。

また、自動詞が上記分のようにstationという目的語を取りたい場合は atという前置詞を付けないといけません

「I arrived the station」× 「I arrived at the station]〇

となります。

話がややこしくなりましたが、つまり単語が自動詞か他動詞かを覚えないと、前置詞との組み合わせが必要なのかどうかがわかりません。

TOEICでは、例えば文の穴埋め問題が出され、文を成り立たせるために必要な単語を選択肢の中から選ばせる、という問題がでます。

こういった問題では前置詞が何かを聞かれることも多いので、単語を覚える際は、その単語がそもそも前置詞が必要な自動詞なのか、また、何の前置詞を使うのか、まで覚えないといけません。

単語の発音の仕方

TOEICではリスニング問題があります。

リスニングの法則として”知らない単語は聞き取れない”というのがあります。

知らない単語が多すぎると、何を言っているのかわからなくなるため、多くの単語を覚える必要があります。

そして、単語を覚えるうえで、発音の仕方をしっかり覚えないと、やはり聞き取れないわけです。

単語帳には”発音記号”という、発音の仕方を説明してくれる記号があります。

その発音記号を元に、自分で発音をしてみて単語を覚える、という勉強の仕方が王道になります。(自分で発音できない単語も、やはり聞き取れません。)

そこで、まず発音記号の読み方を知る必要があります。

英語の発音のしかた、発音記号の読み方を説明してくれる良書に「英語耳」という本があります。

この英語耳を、英語学習の最初の段階で読んで把握しておくだけで、英語の勉強が相当スムーズになると思います。それくらいの良書ですので、ぜひ購入をおすすめします。

おすすめ単語帳

単語の勉強をするうえで、どの単語帳を使うか、というのは結構悩むと思います。

おすすめ単語帳を教えてくれるサイトはたくさんありますので、そちらも参考にしていただければと思うのですが、私が勉強するのに使っていた単語帳をいくつかご紹介します。

DUO 3.0

現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語を重複なしで560本の英文に凝縮した本書。

英文を使って英単語を教えてくれるので、単語の使い方や、文章の読み方の練習にもなる一石三鳥くらいの単語帳です。

わたしは基本的にこれを何回も繰り返し勉強することで、単語を覚えました。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

TOEICで出る単語に特化した単語帳になります。

この本で紹介されている単語はホントに出ます。それくらい、TOEIC対策にコスパのいい単語帳です。

またこれは、”TOEIC TEST 特急シリーズ”というシリーズものの単語帳なので、これをやりつくしてしまったら、他の特急シリーズを買って勉強するのも良いと思います。

英語の意味を英語で覚える(いわゆる英英)

これはTOEICのScore600を超えたあたりからやればいいと思います。

英語の意味を英語の説明で理解する、というものです。

そんなことして何の意味があるの?と思われるかもしれません。

しかし、英単語の微妙なニュアンスを掴むのには、英語の説明で理解するのが一番です。

たとえばexploit=開発する、という意味で覚えていたとします。

しかし、英英の意味を日本語で解説すると(かなり無理やりですが)exploitには”搾取する”というニュアンスがあります。

また、exploit +(人・団体) だと、アンフェアなまでに人・団体を利用する、というようなニュアンスになります。

これを、英和で exploit=開発する とだけ覚えている人と、英英で覚えている人では、exploitという単語の理解度がまるで違うし、微妙なニュアンスまで理解しやすくなります。

英語1単語を無理やり日本語1単語で対応させて覚えるのは無理がありますし、かといって英語1単語をいくつもの日本語単語で覚えるというのも非効率的ですので、英英で英語のニュアンスから把握しにいく、というのが効率的な学習法となります。

似た意味の単語を覚える

英単語を別の単語で言い換えることをパラフレーズといいます。

TOEICでは、様々な単語がでてくるので、1つの単語を起点に似た意味の単語を覚えることが効率的な勉強法になります。

この時、”似た単語”というのは必ず英単語帳、あるいは辞書に類似語として載っているものを覚えましょう。

日本語の和訳が似ている単語、というくくりで学ぶと危険です。

先ほどの英英で英単語を覚えるという箇所でも書きましたが、英語の微妙なニュアンスは日本語訳ではわからない部分があるので、和訳で似ているように見えても、実は全然ニュアンスの違う英単語だった、ということがあります。

なので、辞書等で類似語として書かれている単語を覚えておくのが安全です。

まとめ

今回は以上になります。

単語の説明しかしませんでしたが、これは英単語を覚えることが英語の基本となるからです。

TOEICの点数をあげたい、もっと単純に英語を身につけたいという方は、まず単語を覚えることからやりましょう。

暗記から逃げていると、いつまでたっても英語が上達しません。

英語を上達させるうえで必要な勉強法というのはもっとたくさんあるのですが、今回はまず絶対に避けて通れない、英単語を覚えるということを中心に書かせていただきました。

他の英語勉強法は、また別の機会に書きたいと思います。

それでは、また

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